基軸通貨 (きじくつうか、Key currency)とは次の条件を兼ね備えた国際 通貨 を指す。
- 国際間の 貿易 ・ 資本 取引に広く使用される 決済 通貨であること
- 各国通貨の価値基準となる基準通貨であること
- 通貨当局が 対外準備資産 として保有する準備通貨であること。
基軸通貨としての機能を果たすには
- 通貨価値が安定していること
- 高度に発達した 為替市場 と 金融・資本市場 を持つこと
- 対外取引規制がないこと
などが必要とされている。歴史的には、 イギリスポンド (以下、英ポンド)や アメリカ合衆国ドル (以下、米ドル)が基軸通貨と呼ばれてきた。
英ポンドは19世紀以降、国際金融の中心地としての イギリス の強力な立場を背景に基軸通貨としての役割を担っていたが、 第一次世界大戦 で 欧州 各国は経済が疲弊し、逆に アメリカ は 戦争特需 で経済が急成長したため、(正式では無いが)基軸通貨が機能面で英ポンドから米ドルへ移り、 第二次世界大戦 後はアメリカが IMF 体制の下で各国 中央銀行 に対して米ドルの金兌換を約束したこと、及びアメリカの経済力を背景に米ドルが名実共に基軸通貨となった。欧州単一通貨・ ユーロ が将来的に米ドルと並ぶ基軸通貨に成長するとの見方もあるが、現在のところ米ドルの実質的な基軸通貨としての地位は揺らいでいない。
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