スイス銀行(スイスぎんこう)とは、スイスにおいてスイス連邦銀行業および貯蓄銀行法(いわゆるスイス銀行法)に基づき設立された銀行のことである。
誤解されがちだが、スイス銀行という行名の銀行は無い。 狭義にはスイス銀行法に基づいた銀行。広義にはスイス国内に本店がある銀行の事を指す一般名詞である。
スイス銀行法第47条B項には、「銀行職員が職務上知り得た情報に関して、守秘義務に違反した場合は刑事罰の対象となり、罰金刑または最高6ヶ月の禁固刑、もしくはその双方の刑事罰に処せられる」とされている。スイスの銀行はそれぞれ高い水準の守秘義務規定を設けており、たとえ退職しても自分が担当した顧客の情報は絶対に守らなくてはならない。警察、司法当局、公務員等その他どんな権力もスイス銀行の顧客情報の開示を求めたり強制的に閲覧することは禁じられている。ただし犯罪に関わるお金と判明した場合は、スイス国内のマネーロンダリング条項により当局への通知が義務付けられていて、銀行はそれを遵守している。
秘密口座
一般にスイス銀行と呼ばれるのは 秘密口座 (ナンバーズアカウント )を持つ プライベートバンク のことを指す。 プライベートバンキング 業務を標榜する金融機関は世界各国に多数あるが、スイスのプライベートバンクとは、世界の富豪に愛されてきた長い伝統と実績、それに先述の高い守秘義務規定がある点において、異なるものである。
秘密口座の顧客の身元を知っているのは担当とごく一部の上層部だけで、口座番号が漏れてもそこから身元を割り出すことはできない。
入金は口座番号さえ知っていれば誰にでもできる。万が一入金先を間違えると守秘義務により入金した代金の返還は受け付けていない。
プライベートバンクにおいて、顧客は来訪の前に申請し、必ず決められた時間に来訪しなくてはいけない。他の顧客や自分の口座の担当以外の従業員との接触を避けるためである。エレベータは担当が待つ階にしか停まらないようにしてあり鍵も備えられている。
秘密口座では有価証券を除けば預金の引き出しの6週間前に申請しなくてはならない。また、公共料金支払いや給与振り込みは取り扱っていない。
また、口座維持費もかかることから最低預金は1000万円ほど(為替相場にもよる)預けなければならない。
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