団塊の世代(だんかいのせだい)は第二次世界大戦直後の日本において1947年から1949年(1953年、または1955年生まれまで含まれる場合もあり)にかけての第一次ベビーブームで生まれた世代である。かれらの父親らがこの時期に終戦に伴う復員をしたため、おのずと婚姻、出生人口がこの時期に重なった。
作家の堺屋太一が1976年に発表した小説『団塊の世代』で、鉱物学で一塊の単位で採られる鉱物を指す「ノジュール(nodule )」の訳語を、世代を表す言葉として用いた事により登場した言葉である。団塊世代とも言われる。また、その子の世代は団塊ジュニアと呼ばれる。なお、日本のみならず米国等でも同様の現象がみられ、ベビーブーマーと呼ばれる。
2007年から2010年にかけて、団塊の世代が一斉に定年退職をするため、年金制度をはじめとして、社会に大きな影響をもたらすことが予想されている。一斉大量退職によるベテラン職員不足を回避し、技能継承のため、定年延長、再雇用等で乗り切ろうとする企業がある一方、彼らの蓄えた技術や能力、人脈を自社で生かすべく、団塊の世代の人材を獲得しようとする企業も現れている。こうした、この世代が及ぼす多大な影響は、2007年問題と呼ばれる。
この問題への対策として、団塊の世代が長年にわたり蓄積してきた知識や技能を、いかに後進に伝承するかが、企業内部にとどまらず、社会全体の課題となっている。
ただ、彼らが社会人として組織で生き残り出世するために、自身の経験やノウハウを自分の中で「閉じ込める」方法を選んできたこともあり、経験の伝承を実現することは容易ではないとされる。 しかし、組織として知識や技術の伝承を進めさせるための配慮を検討しなければ、彼らの莫大な財産が生かされないことになってしまう。
退職後の団塊世代には、以下に挙げる意味から、社会から寄せられる期待も大きい。
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