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マイクロフィルム化記録に判読困難データ 最悪「特定不能」も
2007/06/16 |
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年金記録紛失問題で、マイクロフィルム化されている年金記録の中に、内容の判別が困難な状態のものが含まれていることが15日、分かった。 社会保険庁 はこうした場合は手書き台帳で確認すると説明しているが、1754万件分の手書き台帳がすでに廃棄されており、ここに含まれていた分については確認できないことになる。「マイクロフィルムは手書き台帳の原本の代わり」としてきた政府の前提が崩れた形で、不明年金の全件特定ができなくなる可能性が出てきた。
年金記録は昭和50年代以降、手書き台帳をマイクロフィルムに写して保存し、手書き台帳に代わる「原簿」として扱われてきた。 社保庁 では、コンピューターの年金記録に不明な点がある場合、マイクロフィルム化されたものを含め、手書き台帳にあたって内容を照合している。
社保庁 の内規では、手書き台帳は永年保存することになっている。しかし、 社保庁 は平成12年1月、マイクロフィルムはすべて鮮明に手書き台帳の内容を写しているという前提に立ち、昭和28年度までの 厚生年金 を記録した「旧台帳」の記録1754万件分を廃棄した。
マイクロフィルム化された中で、判読困難なものがどの程度を占めるかは不明だ。しかし、この問題は14日に 社民党 が 社会保険 事務所の視察を行った際に、偶然、明らかになった。
柳沢伯夫厚生労働相は14日の参院厚生労働委員会で「マイクロフィルムは原本に代わるものであり、(廃棄は)問題ない」と答弁したが、この前提が崩れた形で、今後、 社保庁 の責任問題に発展する可能性もある。
手書き台帳が廃棄された分の記録が、マイクロフィルムで判読困難な場合、本人特定ができない。廃棄された1754万件のうち、324万件はコンピューターにデータが残っているが、その他の1430万件はマイクロフィルムにしかデータがないという。
政府は、不明年金記録を特定するために手書き台帳との照合も行う方針だが、最終的な本人特定ができない可能性も出てきた。 |
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